因業雁木

中央分水界

人形峠から辰巳峠 12/07/28.29.30

三度目の挑戦も敗北。両膝、両肘がかぶれてただれた。
 
 5時10分に人形峠を出発
 9時40分、1031P 
イメージ 1
 
11時10分、1031P東側のピーク
 
12時10分、痩せ尾根の松 
イメージ 2
 
14時00分、1046P西側の肩 
イメージ 5
1046Pから東への尾根を少し迷って引き返す。
この頃から遠雷。ザックを下ろして三角点(伯作山)への尾根の探索へ。
根曲りが少し刈り払われた跡をたどると、根曲りの向こうの小ピークに白いポール。急いで引き返した。
今日もテントの「骨が無い」食料や水分を詰め込むのに四苦八苦していたから「骨」の事はすっかり忘れて居た。
杉の木に外カバーを張って、インナーの頂点を吊るして寝た。
パッシャバリバリーな音が走って雨も降ったが、インナーの中に水が入る事は無かった。
 
29日
ガスのために出発は7時頃。
7時40分、三角点名は「伯作山」山名は「伯州山」 
イメージ 6
下りの尾根は刈り払われていて山小屋の「伯州山荘」からさらに東へ刈り払われた山道をゆくと山道は急な落ち込み。根曲りの尾根に取り付いた。
10時、960ピークへ(左の小ピーク) 
イメージ 7
右上が1087.8Pで、着いたのが15時20分。ヤレノ~ヤレノ~DE
今日もこの頃からガスと雷雨。疎らな根曲りの先端を寄せ集め、テントのインナーを吊るしてその上に外カバーを掛けたが、さすがに水の侵入は防げず合羽を着て寝た。
 
30日
5時頃目が覚めた 
イメージ 8
 
 ガスが晴れた7時ごろ出発。
 なぜか食欲がなくて朝食抜き。エネルギー不足をスポーツドリンクに頼ったようなところがあって反省そのⅠ(反省事項はいっぱい有るけど)
かといって飯を食う気にもならず、体の訴えを脳みそは全く無視。
 
9時23分、1087.8P東側のピークからの下り 
イメージ 9
県境はピークの肩から下って、鳥取側の谷を横切る。不思議
 
12時、1086P東側の松 (レンズが汗で曇ってます)
イメージ 10
この辺りから地形図の先読みが始まった、1141Pの肩は遠の昔に歩いたはずなのだが、、、、
13時27分、1141P手前の尾根から
 
イメージ 11
中央に恩原牧場の尾根、手前1141Pの尾根ヤレノーヤレノー(V字の所が岩井滝あたり)
食料はあと三日分、水は谷で汲めばいい。ただ昨日今日と歩けていないし、雷雨が発生することを思えばテントの「骨」が無いのが辛い。
アレヤコレヤDE、途中下車モード。
尾根を少し下ったコルからブナの森の疎らな根曲りを漕いで谷に降りた。
植林体の谷は倒木が多くて歩きにくいが、ブナの森の谷は倒れ掛かった根曲りを払うのみ、なだらかで広い谷。
何処へ下ろうとこのまま集落まで歩ければ楽勝だと思っていたが、水音が高くなった。急な落ち込みの谷は雑木が茂っていて、さらに目を遣るとずっとV字の谷。
左側の植林帯の尾根に取り付いたが尾根はすぐに岩盤の谷へ落ち込んだ。
落ち込んだ所の谷は比較的なだらかで、少し下ると滝。
16時50分、岩井滝 上と岩井滝
イメージ 3
 
イメージ 4
運のいい奴。中津川上流に岩井滝があるのは地図で確認していたが、いつものことながら国土地理院の地形図(県境線)をA4用紙に目いっぱい印刷しているから此の辺りはカット。
 
少し下ると「日本100銘水」岩の下から冷たい水が流れ出ていたが、谷川の水をがぶ飲みした口にはさっぱり?
そんな恰好でこんな所に来るかいな?ペットボトルを提げた若い夫婦。
「国道までお送りしましょう」と声を掛けてもらったが、汗まみれ、泥まみれの爺さんは遠慮しました。ありがとう。
18時ごろ、中津河の中津川橋でザックを下ろした。辰巳峠に19時15分、デポしておいた自転車で人形峠に20時30分ごろ帰着。
ザックを回収して帰途に就いた。
ゴトゴトゴトと車が揺れる、もう少しで瞬眠不覺暁だった。