因業雁木

中央分水界

明地峠から四十曲峠 11/10/06

K112の峠に自転車をデポして明地トンネルへ16時ごろ着いた後、少しでも時間稼ぎに剣山まで歩いた。
 剣山ピークの手前(県境)の東屋でテント泊、少々風が強いのは気になったが、、
 4時頃起きて朝食を摂った後6時に出発しようとしたが、曇り空の為に外はまだ暗くてビュービューゴーゴーな風にビビらされ、今日の山歩きは中止することにして不貞寝。
 明るくなってくると、ビュービューゴーゴーな風が何なんだと気分は一転して、そそくさとはためくテントをクシャクシャに丸めた後、7時30分ごろ出発。
 登山道を4~50メートル下ればそよ風だった。
 新見の美しい森からは、登山道(遊歩道)を歩いて登山道終点のピークからは藪こぎ。
 二子山西峰に着いたのは11時30分ごろで前回とほぼ同じ時間、昼食休憩した後今日はこのピークまで付けられた作業道を下って鞍部の三叉路へ、ここから見る二子山は目の前だが県境尾根は北へ振った後ぐるりと捲いて尾根に取り付く、14時30分頃二子山頂上。
 北東への下りは、笹と小枝の茂った所で折られたリョウブの枝が目印、鞍部から少し上ったヒョコピークで前回迷ったが、今日はこれから歩く尾根が笹原の向こうに見えていたからゆっくりと笹原を下った。
 前回はガスがかかっていて笹原を下れば間違いなく鳥取県側の谷へ落っこちるだろうと思っていたが、2~30メートル下ると尾根は尾根らしく鳥取県側は伐採作業中で視界も良くトットト歩いた。
 伐採作業場を過ぎると、地形図を見ないでトットト歩いたツケがきて現在地点が判らなくなった、見た目鼻筋の通った稜線は県境尾根だろうと思っていたが県境脇の955ピークへの尾根で、埋め込まれた「岡山県」のコンクリート柱に沿ってトットト尾根を下ると谷へ降りてシマッタ。
 谷は小坂部川上流部で右岸側の林道を詰めれば県境鞍部、林道終点辺りでテントを張って3泊目でやっと静かな夜をラジオを聴きながら過ごした。
 4時に起きて6時に出発。
県境鞍部にザックを降ろして、迷い尾根分岐まで登り返したが「迷い尾根分岐」から今日も又見た目鼻筋の通った稜線を歩いていた。
上り1時間下り30分で8時から仕切り直し。
鳥取県側は概ね急な落ち込みで、急な斜面にはブナ等の自然林が残っていて、当然に尾根は尾根らしく迷うこともなく、四等三角点(日野)の笹を少し刈って県境脇のNO41鉄塔へ着いたのが11時頃、ここから四十曲りトンネル上部の景色が一望できて、あと3時間もあれば四十曲峠(廃道)だと撮影しながら眺めていた。
少し休んで出発、県境支尾根の突端のNO42鉄塔からはさらに視界が良くてカメラを、を、お!
胸に下げていたはずのカメラが無い、NO41鉄塔までは15分足らずの距離だから引き返して探したがさっぱり、道々探しながら引き返してもさっぱり、NO42鉄塔でザックを降ろした所も探したがさっぱりわからん、それでもあれやこれやと思いながら3~4往復してやっと諦めがついた。
自転車をデポしたK112に13時30分頃着いて、通行止めが解除になったK112号線を下って阿曽淵(大井野別)から大井野の市倉峠を越えて、明地トンネルの出発点に15時30分ごろ帰着した。