因業雁木

中央分水界

辰巳峠から物見峠(途中下車)12/09/12~17

 
 9月11日、長い尾根を一気に歩くか短く刻もうかと思って地形図を眺めているだけでは埒があかん、Uターン途中下車何でも有の私なのだから。
 食料をデポすれば何とかなりそうだと阿波の白髪滝手前の林道を上り詰めた県境、黒岩高原のアンテナ塔、八本越東側の破線道にと計画したが、黒岩高原への道は布滝上部にゲートが有ってデポして帰った時には日没、八本越東側の破線道は諦めた。
 黒岩高原はすすきの原っぱで、アンテナ塔は無く更地だった。
 12日、ザックに食料を詰め込んで、辰巳峠を6時30分出発。
 尾根から鏡野と加茂の稜線
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 7時30分、四等三角点で「辰巳」。三等三角点の「宮ヶ谷」は未確認。
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1031P(町界)を越えて954Pここからの下りで薄い踏み跡に釣られて鳥取側の尾根に迷い込んだ(迷い1回目)。
引き返して踏み跡の無い根曲りの尾根を下ると今度は岡山側へ少しずれたので木に登って尾根を確認した後、根曲りを刈り払ってテントを張ったのが16時頃。
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13日、尾根は根曲り。景色が無く何処を歩いているのやら、と言う訳で鳥取側の尾根は尾根らしくな尾根をずいぶん下った(2回目)。
10時、迷い尾根のブナ
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 11時30分ごろ岡山側の谷へ下って水の補給と昼飯。
14時、964.2P 四等三角点の「南平」から
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 三角点は未確認。腐れ木に錆びた釘、やぐらを組んだ跡だと思えたが。
 下って登って下って16時ごろから小雨、今日も根曲りの中にテントを張った。なだらかな尾根を直線距離2キロメートル?WWWWWW
 
14日、ここから登った所(1065P)が1115.2Pだと思ったからたまらない。ピークで三角点を探して南への尾根から下った。谷の向こうの稜線が高くなって迷った(3回目)ことに気付いたが引き返す気力が無い、林道に降りて上り詰めれば八本越?林道から先に踏み跡は無かった当然に。
 稜線に取り付いて登っていると、ガサツと起き上ったのは大きな鹿、根曲りの中をドスドスと駆け下りるパワーに感動、私同様根曲りで薄汚れた鹿だった。
 稜線はゆるやかにカーブする、とんでもない所に迷い込んだかと木に登って景色を確認するもサッパリ、地形図上でピークを一つ、二つ、と後ずさりさせてピタリ。八本越はまだ先だがモヤモヤが消えると驚くほど元気が出た。
 12時30分、三原台
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 三原台はすすきの原っぱで、一山ごっそり削り取った地形に興味をそそられていた。尤も「三原台」という地名はこの先の「まっこう山」を帰宅後に検索して知った。
 
 12時40分、「まっこう山」「三原山」二つの名の山
 二等三角点で「倉見」
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根曲りの刈られた登山道を下って八本越
 1088Pからの下りは鳥取側が植林帯で岡山側は雑木、根曲りは疎らでトットト下って岡山側の迷い尾根(4回目)
 ただ何か「変」と思っただけなんだけど引き返すことにして谷へ下りて上り詰めるとテープ、この辺りからの県境尾根は両サイドが植林帯で頼りなげな雑木がポツリポツリ。ヤフー地図の県境線も尾根を一本岡山側に外していて釣られたのかな?
 16時45分、V字の谷(食料デポ予定地)
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 植林帯にテントを張った。パック飯が二つとベーコンが二つしか残っていない、何時もの様にパック飯をおじや「シジミパワー70個分のインスタント味噌汁、するめ、ワカメ、バター、玉ねぎ()」にして、おじや半分と梅干、たくあん、しばずけ、と焼酎を舐めて寝た。続く