境峠から野麦峠 １３/０７/２１・２２・２３
三泊四日で境峠から乗鞍岳まで一泊目は「月夜沢」、二泊目は野麦峠を越えて「戸蔵」、三泊目は「高天ヶ原」の予定だったが、野麦峠が精いっぱいで途中下車。「上記タイトルでルートラボの検索からコースが見れます」
２１日５時４５分出発。
浅い笹原の尾根に取り付くと、踏み跡は薄いもののこまめに黄テープが取り付けられていた。
この辺りから笹の深い所は胸の高さまで伸びていて、づっとづっと笹漕ぎ。
標高の高い所だから「カラマツ林の中、背の低い笹を踏みつけてトットト歩ける所」だと想像していたが全くの空振り。
谷の向こうに高い尾根（分水嶺）が見えてもいたが、いずれあの尾根は谷に落っこちるんだよねと思っていたが落っこちて行くのはこっちで、地図を見なければまともに歩けていたかも。
１８５１P辺りは「のたりのたり」な所で、立っているコブは地形図上のコブなのか隠れコブ（１０メートル未満）なのか判然としない悩ましい所だった。
境界線が谷を横切る所で給水した後、少し登ってテントを張った（１７時３０分）
月夜沢峠まで後一日かかりそうだ。ヤレヤレ
２２日７時出発。
６時には出発したかったが体が言うことをきかん。二等三角点の「橡洞」２０３３Pに１０時。
「橡洞」からは、広い尾根をゆっくりと下った。
三等三角点の木谷頭手前でテントを張った１７時３０分。
（テントを張った所の景色を思い出せなくて実に情けない、何でもないような事だけど）
２３日６時３０分出発。
木谷頭へ７時１０分。
今日も朝から笹漕ぎ、月夜沢峠に１０時。
奈川側の林道を下って２～３尾根を捲いたが、水は無かった。
木曽町側は、谷を道が横切っている景色が見えていたが２時間はかかりそう、給水を断念して１２時出発。
快適な尾根
１８６１Pから少し下ると尾根の笹が刈り払われていて、少し楽をした。
１９５９P少し手前の広い尾根でテントを張ったのが１７時（「少し手前」は「随分手前」で迷いの始まり）。
２４日６時３０分出発、朝から雨とガス。水の心配は無くなって、首筋からしみ込んでくる雨は気持ち良かった。視界は１００ｍ位で尾根歩きには問題無
１９５９ピークに立って、地形図上の現在地点は１９７４ピーク。
下って上れば鎌ヶ峰だと思っていたが景色が違う、今度こそ下って上れば鎌ヶ峰と思ったがまたもや景色がおかしい。とんでもない所に迷い込んだかと少々ビビッタ。
１９７４Ｐ
北への笹原の斜面には明瞭な笹漕ぎの跡、下った先に良い尾根が見えてくるのかなとも思った。
黄テープから別れてからずっと笹漕ぎの跡が有って笹が折られ、少しかしいでいて、倒木の苔が剥がれていたのだった。
ザックを降ろして西への尾根を下ると鞍部が見えてきて、少し上の方には樹冠がガスの中に浮いていた。
鞍部からは、笹原の中に根曲りの塊が点在していて、硬い根曲りの絡んだのを仕分けるのに難儀しました。
鎌ヶ峰は気温１９度、途中からフードを付けたが時既に遅し、びしょ濡れで寒い寒い。
鎌ヶ峯に着いたら（最初は乗鞍岳）ガッツコウと辛抱していた大き目のフルーツヨーグルとは食べず仕舞いになった。
尾根は尾根らしく、笹が刈り払われていたが笹の葉がかぶっていて踏み跡は判りずらかった。
倒木や岩、苔むした木の根が浮いている所には穴ぼこも見えていて歩きずらい。
三角点「塩蔵」からは厚い笹尾根、傾斜が緩やかになってやっと送電鉄塔が見えてきて、この辺りからは霧が晴れていた。
もう少しで野麦峠だと藪に踏み込むとブトの大群、容赦なく顔にたかってくる。虫よけスプレーは空で、小枝や笹で追い払いながら顔や首筋を叩きながら歩いていたのだったが、容赦なくたかってくる大群のブトに参った。
と言うことで、鉄塔作業道を下った。
糸引きの道のお地蔵さんの所へ降りたが、そのまま鉄塔作業道を下ってしまった。
糸引きの道に復帰して、野麦峠には１７時３０分ごろ、タクシーが来るまで２時間待たされて境峠に帰着した。
新島々のセブンで買い物をして、近くのビジネス旅館「丸上」に泊めてもらった（３千円）。
掃除が行き届いていて素敵、２４時間風呂も素敵、ありがたかったのは大型の洗濯機、クーラーのいらない夜は、帰りたくなかった。
