17/05/11・12・13 鳥居峠から山田峠(途中下車)
10日間天気は13日が40パーセントの降水確率で後は晴れ、行くしかないでしょ。
11、12日と天気は良かったが12日の夜から風雨が強くなり13日は県道466(万座温泉西側)から途中下車した。
県道466から正面に御飯岳、残雪の道は毛無峠へ。
11日。旅館の主人に鳥居峠まで送ってもらって、7時40分小雨の中を出発。
林道が少し下る辺りから尾根に取り付く。
的岩山への急登、青空が覗いて来て一安心。
登り詰めると的岩山、三等三角点で「的岩山」
真っ直ぐな土塁の上を歩いていると、四阿山が見えてきた。
的岩。手前の岩を登れない、ヨイショ、ヨイショあ、16キロを背負ってたんだ。
最初のコブはビビリながらも越える事が出来たが、此処から左下へ途中下車した。
的岩を過ぎた所から登山道と合流。
左端に浅間山、右の方のあんたらは何さん?麓の畑はキャベツ、因みに長野県はレタス。
13時06分。ヤットコサ頂上、昼食抜きで5時間30分も掛った。二等三角点の「吾妻山」は雪の下。
アレま~痩せ尾根に残雪、転んでも栂の木に引っ掛かるかの。
一瞬霧が晴れて浦倉山方面が見通せた。
浦倉山からの下り
登山道と分かれて県境を西へ、県境が北へ向きを変える辺りからは長野県側の急斜面が見えて来てコース取りは楽だった。
笹原の向こうに土鍋山、根曲りを踏み倒しながら下る。
登山道と合流。
登山道の渡渉地点で給水しようと思っていたが、残雪が有るからこの先でも何とかなるだろうとトットト先を急いでしまった。
17時50分。標高点1779、登山道にテントを張った。
途中の登山道に流れる水は有ったが、登山道を流れる水はチョット気が差すな~と、渡渉地点へ速足で15分、帰りは小走りに10分で何とか日没に間に合った。
12日。
土鍋山、三等三角点で「土鍋山」1999m。
テント場から少し登ると栂の中は残雪歩きだった。
土鍋山から眺める御飯岳、此処は2000メートルを越えるんだけどね。
振り返って土鍋山
賑やかな道標
破風岳手前のピークから振り返って、土鍋山と四阿山。
破風岳に着いたが標識が無いな~とウロウロしてシマタ。
破風岳から御飯岳
東へ来る時のワシの定番。9時45分の早ベン、賞味期限は半日遅れ。
なだらかな尾根と笹原には道が見えていて、安心すると食欲が出て完食。
毛無峠から破風岳。
ジグザグの登山道には残雪が張り付いていて怖い々、浅い笹尾根を直下降。
日暈(ひがさ)と環水平アーク。
環水平アークと四阿山
御飯岳、三等三角点の「御飯岳」中央に白いポールがチョコット。
先行者は県道からのピストン、ほんのチョットの差だったかの。
県道から御飯岳。
これから渋峠を捲いて帰ると言う坂バカお兄さんと出会った。
県道と県境がクロスする標高点1899からの尾根にはたっぷりの残雪。
直ぐ下に県道
尾根の刈り払い。
正面に黒湯山
右下の県道と崩落地が接する所が今日のテント場。雲行きが怪しくなってきた。
16時。黒湯山から下った標高点1838のテント場から、正面に1980P、その向こうに万座山。
夜半から風雨が強くなって、遠くではゴオーゴオーと風が響き、テントの周りではビュウービュウーと風が吹きテントはもたれ掛って来た。
風の通り道だったのだが、後の祭り。
食欲も吹っ飛んで、焼酎をチビチビ舐めながらチーズかまぼこをかじって寝た。
13日。
ほぼ1時間おきに目が覚める、その都度テント内に溜まった水をタオルに浸して排水。
上からもポタポタと滴が落ちてきて寝袋も段々薄くなってくる。
明るくなっても勢いが収まる気配は無く、取敢えずアンテナの立つ万座温泉まで行ってタクシーを呼ぶもよし、山田峠まで歩くも有りかと7時過ぎにテントを出た。
意外に足取りは軽くて寒くも無く、これなら山田峠の相棒に乗って一気のダウンヒルがよさげ。
2時間半位で山田峠(標高2048m)相棒に跨って急な坂をユルユルと下った。
万座温泉を過ぎて、急な下りに差し掛かる辺りで「自転車通行禁止」の看板。
R292まで引き返せと言うのは堪えてくれよ~、ま「御免なさい」で料金所は通過することにして有料道路を下った。
段々とブレーキ代が少なくなってきて、テンションを掛けても効果なし。
(帰宅後修理に出したら、後輪はブレーキシューが減っていて前輪はブレーキの付け根の所でワイヤーが切れて細くなっていたのが原因でしょうとの説明だった。)
ブレーキが利かなくなると、浅間白根火山ルートを歩いて下ることになるのかと気分は最悪だけど道はこれ1本のみ、行ける所までいっちゃえとユルユル下った。
何時も運の良い奴だとは思っているけど、道路脇に嬬恋牧場のお店。
あァ~助かった「地獄に仏」とは此の事かの。
取敢えずタクシーを呼んでもらうようお願いして、暖かいそばを注文。
釜にまだ火が入っていないから時間が掛るとの事だったが、ストーブの傍で暖かいそばを食べる事が出来たのだった。
群馬の女性は優しいの~、感謝々。
旅館から直ぐ引き返してテント場に着くと、少し離れた所に車が一台止まっていたが帰るときには姿が無かった。
警察の方にご足労を掛けましたかの、おしまい。