因業雁木

中央分水界

笹峠から沢尻岳18/05/24・25・26・27

27日
和賀岳まで2時間30分、大荒沢岳から高下岳への登山道まで6時間。
沢尻岳には16時45分に着いて、巣郷温泉の静山荘に「9時頃着きます」と予約した。
沢登山口に18時50分、湯本温泉の駐車地まで電動自転車で20時20分。
旅館には20時55分に着いた。 
 
5時50分出発、朝方まで小雨がぱらついた。
ピークから見える景色は笹原だけど、小杉山手前辺りからは登山道が見えていた。
当分笹漕ぎかいと、カッパを着て笹尾根を下ったけど、少し下ると左下の尾根脇に登山道。出足からズッコケました。
小杉山への登りから、焼石岳辺りか?
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来たよきたよ
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鳥海山の上には笠雲。
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朝日岳(1376m)此処から見る山容は立派なんだけど藪漕ぎの山とか。
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ツイタヨついたよ和賀岳
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頂上から眺める景色に「魔境」の雰囲気は無かったが、当然か。
 
一等三角点で三冠王の山。
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登った三冠王の山は阿佐山、仏ヶ仙、百里ヶ岳、濃郷白山、三宝山、これで六座目となった。あとの二つは三本槍岳と舟形山。
 
手前のピークに踏み跡が有るような無いような、覗き見しているのは秋田駒ヶ岳
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これからの景色。
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UPで
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中央のたるんだ尾根を右端までへ行くと登山道と合流。
中央の丸い山容が大荒沢岳、右端くっきりピークはモッコ岳で手前に沢尻岳
 
山肌は、桜の蕾でピンクに染まっている。9時出発。
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浮いていたのは見えていたけど、ドスン。脚が谷の方へズリッ、アワワッ腰のあたりまで落ち込んで大慌てだった。
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かれこれ十年ぐらい前の脳ドックで‘隙間が多いですね,と言われたのをボンヤリと眺めていたら思い出した。
 
尾根がはっきりと見えてきた。
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左の尾根を下ったけど、右の尾根に乗る所だった。
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水袋に残雪を詰め込んで、ベストの内側のポケットに入れて置くと3~4時間で冷たい水になった。
身体を冷やす事も出来て一石二鳥。
 
熊さんの落とし物
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高下岳
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あと少しに見えるけど、中央を横切る稜線まで3時間半。
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左下の小さなコブ辺りでは、音声が途切れる事は有ったが電話が繋がった。
下山届は15時、今日中に下山出来ればいいのだが、電波の届かない所でテントを張るような事になれば遭難騒ぎだと、下山届を「ポチッ」
‘意味分からん,  けど、気持ちは少し楽になった。
 
最後の緩やかな登りは笹と灌木。
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14時30分、登山道と合流。
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うれしやうれしやと思えば上半身が先行して、足がもつれそうだった。
 
岩手山がこんなに近くに見えるのかと驚き。
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さあ急げや急げ。
木の杖を両手で握って、体重を乗せながら必死で歩く姿は、さながら敗残兵か。
16時、大荒沢岳
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16時45分、沢尻岳
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やっと目処が立って、今日泊めて貰えないかと静山荘に電話。
‘簡単な食事しか用意できませんけど,と言われたけど、この状況に有る者にとっては、温泉に浸かって布団に潜り込むだけでも極上。
アリガタヤありがたや。
沢尻登山口からは緩やかな下り坂が、駐車地の湯本温泉まで続く。
下り坂とは言え、急いでいるからペダルを漕いで22~23キロをキープ。
20キロ以上はアシストしないとゆうジレンマ。
‘21時頃着きます,と言った手前、必死で漕いだ。
 
おまけ
やられちゃいました。
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身体を洗っている時に、大事な所のしわしわにイボが出来た?
2泊目の朝だったが、しっかりと食い込んでいて未だ生きていた。
さて、どうしたものかの?
風呂に戻って、胴体を引っ張りながら熱いシャワー。
我慢比べはオヤジの勝ちで、少しの痛みを伴ったがプツリ、と取れた。
憎き奴とは言え、同じ地球船の生き物。ナンマンダブなんまんだぶつ。そっタイツを買わないと。
   おしまい