因業雁木

中央分水界

沢尻岳から笹森山 18/06/23・24・25・26


25日。6時20分出発。
昨日はブナの手前にテント。
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ブナの向こう側にはクマさんの落とし物があって、ぶっといのがどっさり。
熊さんの落とし物はモッコ岳辺りから地森山(電波反射板)までで、その数4~50いやいやもっと有った様な。
いずれ遭遇するだろうと思っていたが、大型の獣が藪を漕ぐ気配すら出会うことは無かった。
尤も熊さんがワシを眺めていたであろう事は想像に難くない。
 
五番森への上り
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ブナの枝が曲がりくねっているから、風の強い所なんじゃの。
笹は細くたおやか、両手で引きながら登るから楽をさせて貰った。
 
7時15分、五番森南東ピーク。
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電波反射板でも有ったんでしょうか?
 
8時05分、点名も「五番森」とプレート
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五番森からの下り。
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広い尾根を下って痩せ尾根に取り付くんだけど、折られた小枝の葉が良い塩梅に枯れていて、藪と空しか景色の無い所だから随分楽をさせて貰った。
折られた小枝は貝吹岳まで続いたから、出発点からずっと続いていたのかな?

たまに尾根を塞ぐ灌木、痩せ尾根に笹となれば木渡りで突破。
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盛岡市方面、歩くにはいい天気。
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奥に貝吹岳、手前に地森山。イメージ 8
 
おっと、まんだまんだ。
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10時45分、標高点986手前の鞍部。
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 アリガタヤありがたや、帽子の中や軍手に詰め込んで出発。イメージ 11
 
大展望、来た甲斐が有ったとゆうものだde左の尾根へ恐る恐る軌道修正中。
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雲の上にUFOイメージ 13
 
田沢湖方面。
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この辺りは快適な尾根歩き、冷たい風も吹き上がって来てブナに感謝。
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14時30分、868ピーク分岐
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地森
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正面が地森で三角点の有る990ピーク、左は地森山で電波反射板の有る1026ピーク。中央のブナ森を登る。
17時30分に地森手前の鞍部。
地理院地図を加工
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急な斜面を下るより少し登ってから斜面の横歩きがよさげ、と思いは安易な方へ流れた。
谷に下りたものの溜まり水が少々、鞍部直下まで下がってやっとちょろ水を汲む事が出来た。
ザックデポ地から鞍部に引き返すなどとゆう考えは毛頭も無くて、テントを張る位の平らな所はそのうち何とかなるだろうとノー天気思考。
ドスンと座り込んで一休み、太陽は山の端のチョット上、スマホ様~「高度差70m登れ」ヤレノーヤレノー。
平坦な尾根には20時、安易な妄想に厳しい現実、反省
倒れ掛かった根曲りを踏みつけてテントを張ったけどテントはグニャ。
夕食はタケノコ味噌汁。
寝心地は悪いけどバネはよく効いていた。
 
26日6時20分出発。
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密林はほんの100メートル足らずだけど、根曲りの上に根曲りが生えているといった感じで地に足がつきません。
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振り返って、霞んでいる山塊の左側が出発点かの。
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7時、向こうのピークに三角点、三等三角点で点名は「上地森」。
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三角点までほんの少しだけど脚がゆう事を聴きません。
 
向こうの中央の尾根に取り付きたいんだけど、下る尾根が分からなくてチョット随分外した。
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 1026ピークの地森山(電波反射板)への上りは痩せ尾根に灌木が陣取っていてさらに急登、まだかまだかと仰ぎ見るもののなかなか電波反射板を見る事が出来なかった。

9時50分。ヤットコサで地森山、秋田駒ヶ岳をUPで。
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尾根筋の笹が薄茶色に見えるから矮小化した笹かな~2時間も有ればと眺めていたが、、、

田沢湖方面
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10時10分出発。
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いきなりとんでもない密林、それでも下りは足をハの字にしてごっそりごっそり歩けた。
深い笹とポツリポツリな灌木は貝吹岳直前までつづいた。
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平坦になると棒を差し込んでひたすら平泳ぎ、灌木の有る所が最大の難所で、木渡りも捲くのも難儀を強いられた。

12時15分、標高点994ピークから振り返って地森山。
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ポツリポツリの灌木にほとほとマイッタ、さて貝吹岳の景色を撮ろうとしたら電池のおしまい。
藪を漕いでいるときに県警のヘリが飛んできた、変な所を歩く迷惑なオヤジだったでしょうかの?
貝吹岳には15時45分。
今日は風が無くて熱かった、水はたっぷりだったから帽子や軍手やタオルを濡らして歩いていたのは最初のうちだけ、着いた時には500のペットボトルに少し残っただけだった。
此処からは勝手知った登山道歩きで17時30分頃国見温泉に帰着した。
27日
朝から雨だったが貝沢登山口までサイクリング、お気に入りの真昼温泉に浸かった。
11時頃から嵐、森山荘へ帰る途中の県道1号線には杉の大木が倒れていて、道路脇の木の枝は今にも折れそうだった。
28日
天空のハイウエイ的な山形経由で帰途に就いた。
 おしまい