因業雁木

中央分水界

須川温泉から大森トンネル(3)15/06/06・07・08

 西の方は天気が悪いが、東成瀬村はいい天気が続いていた。
 須川温泉から大森トンネルへ3度目の正直にナルかな?
 5日。三角点から須川高原温泉
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 ここから下った鞍部へ2回目の挑戦は、今回も国道へ途中下車。
 尤も、のたり尾根の景色が大分見えてきた。
 6日。前回下った天江から出発。
 東山分岐までの二つのコブを片付けて、下東山の三角点ピークでテント泊。
 7日。柏峠手前の尾根の分岐でテント泊。
 8日。県境の峠道は、標高点969ピークから県境尾根を外れる。
 トットト歩いた後はいつも迷う、4~5時間彷徨って途中下車。
 取り敢えず大森トンネルの自転車までと、豊ヶ沢林道から狼沢林道上部への廃道を突き抜けたら、今日初めて来てボウリング調査の準備中だという若者二人が作業中だった。
 此処から下った国道まで乗せてもらう事にしたが、結局、天江迄送ってもらう。常々、運のいい奴だとは思っているが親切な若者二人に感謝です。
 
 6日。天江を9時出発。
 朝方は雨だったが8時頃には止んで、須川温泉から鳥海山がはっきりと見えていた。西が晴れれば雨の心配はないだろうと思っていたが11時ごろから小雨になった。
 展望地から成瀬村
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 上東山から。前回捲いた二つのコブ
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 17時。下東山(1117P
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 上東山からは、踏み跡が無く根曲り漕ぎ。 

 7日。6時30分出発
 東山北側のガレた尾根から標高点877P
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 左に大深沢、右に東山沢
 見えているブナの無い尾根(877P)は灌木と根曲り。
 ブナの森の根曲りは背丈を越えるものの疎で、根曲り漕ぎは柏峠まで続く。
 尾根の途中から広い斜面を下ってピンポイントの鞍部へ取り付く所が2カ所あって、右に左にヨレながら下った。
 大深沢上部の尾根から。
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 枝の間に見ているピークは柏峠手前の標高点976かな?

 大深沢上部の尾根から。
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 東山を引き寄せて。

 柏峠手前の尾根の分岐に17時30分頃着いてテントを張った。
 8日。6時20分出発
 尾根の成瀬側には牧柵の跡なのか深い溝。
 溝を眺めながら尾根を下っていると岩ノ目沢側に踏み跡。

 柏峠
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 お供え物はタケノコ
 何故ここに破線道の記載がないのか不思議に思いながらトットト下った。

 尾根から大森沢橋と柏峠
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 7時30分、丈ノ倉(969P
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 此処からヘアピンカーブして下る所なのに、峠道を下ったり、引き返して岩ノ目沢上部の尾根を下って谷へ落っこちたり、今以て理解に苦しむ。
 岩ノ目沢支流のなだらかな谷を登ると、沢を渡歩する踏み跡。
 ここでタケノコ採りの二人連れと出会って「ここはどこ?」、、地形図を見慣れていない人達と思考回路のもつれたオヤジとではなかなか埒があかんかった。
 この落ち込みが地形図で理解できんか、バカモンとゆう写真は10時40分。
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 秋田県側の落ち込みを眺めながら下っていたが、何時の間にかなだらかな斜面の岩手県側をUターンしていたので、、Uターンした。
 現在地点が理解できないまま藪尾根を下る怖さに負けて、谷へ落っこちて上り詰めると丈ノ倉の直下。
 丈ノ倉から峠道をトットト下ると豊ヶ沢林道終点で、尾根を眺めながら林道を少し下った所に脇道が有った。
 狼沢林道終点辺りに抜ける事が出来るとすれば、大森トンネルにデポした自転車で帰れる。
 道は倒木と雑草に覆われて、おおよそドツボの始まりの様相だったが大正解だったのだった。
「幽霊かと思ったすよー」と、冗談めかしに言われていたからよほど疲れた面をしてたんでしょうね~。まっ、終わり良ければ全て良しなのだ。